ゴールデンウィーク明けの増加も一旦落ち着いてきたようです。
若年層は減りきらずにくすぶることが予想はされますがブースターまで受けていれば普段通りの生活ができそうですね。
年代別の週平均を見ていると40代、50代はそれほど増えることなく経過しているようです。それ以上の年代では本当に増えませんね。社会活動の程度もあるのでしょうがワクチン効果と見て良いのではないでしょうか。
倉敷市のデータになりますがブースターについて60代は80 %、70代以上は90 %が接種済み。
40代は45 %, 50代は 60 %が接種しています。
20-30代は35 %ぐらい12-19歳は15 %とブースターを受けていないのがオミクロンに対抗できていない最大の原因と思われます。そこから親世代に広がるというパターンが現在の中心となっており冬の流行期までにもう少しブースターが進んで欲しいところです。
4回目接種に関しては60歳以上の方と基礎疾患のある方が対象になります。
6月くらいに接種券が発送になる方が多いと思われます。是非ご検討ください。
また副反応の恐れがあってためらっておられた方につきましてはノババックス(武田薬品がライセンス生産)の組換えタンパクワクチンがようやく使えるようになりました。ワクチンの種類について知りたい方はこちらを参考にしていただければ。
B型肝炎ウイルスワクチンなどで使われてきた技術の発展形です。
副反応がmRNAよりも圧倒的に少ない事とポリエチレングリコール(PEG)へのアレルギーがある方などにもお使い頂ける事がポイントになります。今現在は18歳以上が対象になるため12-17歳に使えないのが残念です(理屈上は使っても問題ないと思われるので順次解禁されると個人的には思っています)。
やや細胞性免疫の点でファイザー・モデルナには劣るとされますが感染予防、発症予防でも良好な成績が報告されています。
今の所は県営会場での接種の予定で1,2,3回目が対象となり4回目には使えません。
1瓶で10人ということで当院では扱う予定はありません。申し訳ない。
なんとなくコロナが終わったような気がしている方もおられるでしょうがワクチンを受けていない人にとっては依然やっかいな感染症です。子供達の学校などが大変かわいそうなことになっていますね。なんとかワクチン打って学級閉鎖が起こりにくくなってくれるといいのですが。
くれぐれもみなさまご安全に。
当真貴志雄